タイの習慣とマナーを覚えておこう

王室や仏教を敬う国・タイ

世界的にも有名な観光地として有名なタイは
世界各国から多くの旅行者が訪れており、微笑みの国・タイと呼ばれています。

タイは国王を有する王国です。
タイの国王は日本の天皇陛下と同じように国の象徴という立場で、国民から尊敬を集める存在です。
特にラーマ9世は、国民に絶大な人気があり、みんなから敬愛されています。

また、先日のコラムにも書きましたが、
タイ国民の多くが敬虔な仏教徒の宗教の国です。
仏教と聞くと日本と似ていると感じるかもしえれませんが、
タイは日本と同じ仏教国ですが、上座部仏教ご主流なため、
宗教的にも大乗仏教の日本とは習慣やマナーの面で、
異なる部分が多く存在します。

旅行で訪れた際、知らずに無作法な行動をしてしまわないよう
気を付けるべき習慣やマナーについて学んでおきましょう。

タイの習慣やマナー

王室を尊敬する文化

タイの人々は王室を尊敬する国民性を持っています。
そのため、外国からの旅行者であっても、
軽々しく王室を批判するような発言は許されません。
タイの法律には不敬罪というものがあり、
王族に敬意を払わないと罪に問われてしまうことがあります。
旅行者とも言えども度が過ぎると、
不敬罪に問われる事も有るので気をつけましょう。

仏教の国

タイの仏教は日本の大乗仏教とはことなり、上座部仏教です。
そのため、日本とは異なる点も多く、
タイの僧侶は結婚が出来なかったり、お酒を飲めななかったりなど
多くの禁止事項があります。

そのため、女性が僧侶に触ることは一切できず、
家族や親族でも触れてはいけません。
お布施を渡す場合でも直接体に触れることも許されていません。

また王宮や寺院を訪れたときは、サンダルやタンクトップなど
肌の露出の多い服装は避けるようにする必要があります。

挨拶

タイの人々は、人に会った時や別れる時、お礼をする時などに
ワーイ(合掌)という挨拶をします。
年上の方を敬う習慣があるため、
目上に人には対しては自分が先に挨拶を行い、
相手が年下の人だった場合は、
向こうからするのを待つのが一般的です。

身のこなしについて

タイでは、左手は不浄の手とされているため、握手する時はもちろん買い物でお釣りを受け取る時などは、できるだけ右手を使うようにしましょう。
また、不浄の手とは反対に、
タイでは頭が神聖な場所とされています。
そのため、不用意に触ることは大変失礼に当たります。
子供の頭をなでたりする行為も、
タイでは非常識とされるので注意が必要です。