インドネシア語の発音について

外国語は発音が難しい!

世界の言語のなかでも「美しい響き」を持つといわれているインドネシア語。 発音は中国語やドイツ語など他の外国語に比べると大変シンプルで アクセントもあまり強くなく、学習を始めたばかりの人でも 単語を並べて、発音とイントネーションを覚えればすぐに会話できるようになります。

インドネシア語の発音とは

インドネシア語の発音はローマ字読みで読めるほど 簡単なのが特徴です。 インドネシア語の母音や語尾音など 特徴的な発音をご紹介します。

《①母音について》
「a, e[?], e, i, o, u」の曖昧母音eを含む6種類の単母音と 「ai, au, oi」の3種類の二重母音があり、 それぞれの発音は以下を参考にしてください。 【a】口を大きめに開いて「ア」と発音します。 【e[?] 】はっきり「エ」と発音します。 【e】あいまい母音で軽く、短めに「ウ」と発音します。 【i】日本語の「イ」より唇を横へ張って「イ」と発音します。 【o】唇を円くして「オ」と発音します。 【u】日本語の「ウ」よりもっと口を円くとがらせて、強めに「ウ」と発音します。 【ai 】標準のインドネシア語では「アィ」ですが、日常会話ではよく「エ」または「エィ」と発音します。 【au】標準のインドネシア語では「アゥ」ですが、日常会話ではよく「オ」または 「オゥ」と発音します。 【oi 】「オィ」と発音します。

《②C,Kh,Ng,Sy,Kyの発音》
Q,Vを使用するのは外国語のみでインドネシア語では使いません。 「C,Kh,Ng,Sy,Ky」は通常はローマ字読みで発音します。 それぞれの発音の仕方と日本語の意味をご紹介します。 ●Cはローマ字読みでChの発音⇒ Cari (チャリ) 探す、Cinta( チンタ)恋。 ●Khはカが吃音となりカとクアの中間⇒ Khabar(クァバリ)便り。 ●Sy はシャと発音する⇒ syair(シャ)詩。 ● Kyはヤに近いキャ⇒ Rakyat(ラヤット)人民。 ●Ng は鼻音⇒Ngeri(ングリ) 恐怖。Ngapa(ンガパ)何。

《③L、Rの発音》
LとRは英語と同じですが、Rは巻き舌で発音が難しいです」 Rが言葉の最後や最初は発音しやすいですが、中にある場合は練習が必要になります。

《④T、H、K、Gの発音》
言葉の最後にT、H、K、Gがあると聞こえないが発音しなければ なりません。例えば「怖い」という意味のTakut は「タク」ではなく「タクッ(ト)」でTを発音し、 タクットと発音すると意味が通じないといった難しさがあります。 インドネシア語は単語の最後に来る語尾音を発音するかしないかで 言葉の美しさが大きく異なるのが特徴です。 世界でも有数の響きといわれるインドネシア語、 せっかく勉強するなら、発音も上手くなりたいものですね。