マレー語が通じる国とは?

多民族国家マレーシア、シンガポール

マレーシアでは、華僑は西海岸側に住んでいることが多く、東海岸やボルネオ島ではマレー人が多数となっています。 西海岸では、英語と二ヶ国語の看板をよく見かけます。 しかし、東海岸では英語の看板が見当たらないことは珍しくありません。 一方、シンガポールでは島の東半分にマレー系の住民が多く住んでいます。 全人口に占める割合は、マレーシアが1/4で、シンガポールは3/4と言われています。 マレー系の人口は、マレーシアが2/3で、シンガポール1/6と、マレーシアは多数派なのに対して、シンガポールは少数派です。 地名を見ても、マレー由来の地名は東半分に多く、中華由来の地名はその他の地域に多いことから想像することができます。

マレー語とインドネシア語は似ている?

インドネシアは、マレー語が通じる地域が多いです。 厳密にいうと、インドネシアで使われているのは、マレー語ではなく、インドネシア語です。 しかし、日本で例えるのであれば、標準語と名古屋弁のような感じで、方言のように若干使う言葉は異なりますが、文法は同じような感じといえます。 そのため、マレー語が通じます。 インドネシアは、人口が2億5千万人で、華僑は650万人といわれています。 インドネシア語は公用語であり、英語教育があまり進んでいないことも背景にあり、バリ島のような観光地以外では、英語がほとんど通じないと考えた方がよいでしょう。 バリ島以外に観光などで行く際には、前もって勉強をし、言葉を話せるようになっていることが必要となります。 インドネシアでは仕事を得るために、インドネシア語を話すことができないと仕事がないということが多いため、大抵の住民は話すことができます。 東ティモール、ブルネイは、マレーシア、インドネシアに隣接しているため、両国の影響を受けています。 そのため、インドネシアと同様にマレー語、インドネシア語が通じる地域です。