マレー語の形容詞
形容詞は日常会話でよく使われ、学んでいく上でとても重要となっています。
マレー語のよく使う形容詞は、「sedap(おいしい)」「cantik(美しい)」「gembira(嬉しい)」「selesa(快適な)」「mudah(簡単)」などが挙げることができます。
動詞及び、形容する詞句を否定する場合に「tidak」という語句を用いられますが、その一方で、名詞句の否定の際は「bukan」です。
形容詞を否定するために用いられる否定詞には、文語体・口語体でそれぞれ「tidak」「tak」が使用され、形容詞の直前に置かれます。
この言語で名詞を修飾する場合には、修飾する名詞に合った接頭辞という接辞のうち語基よりも前に付くものをつける必要があるものと、そうでないものの二種類にわかれています。
また、修飾語を置く場所については、名詞の後に使用するケースが大半です。
修飾語は、単独で述語として使用される場合もあれば、状態を表す語などの補語を伴って使用される場合もあります。
単に、修飾機能を持つだけではないという点が、この言語における修飾語の特徴でもあります。
具体的な修飾語の使い方
マレー語では修飾が名詞にかかる場合は、日本語とは逆に「被修飾語+修飾語」という形になります。
例えば、「Bahasa Jepun」 と書かれていた場合、「Bahasa」は言葉、「Jepun」は日本という意味なので、二語で日本の言葉、つまり日本語という意味になります。
他にも「mobil merah ayah saya」という表現は、車、赤、父、私という単語の組み合わせとなっていて、「私の父の赤い車」という意味です。
この場合も、被修飾語+修飾語の形となります。
一般的には上記の通り、被修飾語+修飾語という形で表現されることが多いです。
しかし、動詞を修飾する場合は、必ずしも被修飾語が前に置かれるとは限らず、動詞の前後に現れることがあります。
「あとで私は太るわ」という文は、「Gmuk saya nanti」.というように記載します。
これは「太っている」「わたし」「後に」という語順になっているため、構造としては修飾語+主語+時の副詞となっています。