主語プラス動詞のわかりやすい文法
インドネシア語の文法は主語プラス動詞のわかりやすいもので、英語の文法とほとんど同じなので、英文法が分かっていれば、そんなに難しいことはありません。
ただし、英語のbe動詞にあたるものはないので、そこを省略したものがインドネシア語の文法ということになります。
例えば「私はご飯を食べます」は「Saya makan nasi. (サヤ マカン ナシ)」です。
この場合、「Saya」が「 私は」、「makan」が「食べます」、「nasi」が「ご飯」なので、インドネシア語の順番に日本語を並べると「私は食べますご飯」ということになります。
名詞や人称代名詞には性別や格による変化はなく、動詞に関しても主語の人称や人数、時制によって変化するということはないので、単語さえ覚えてしまえば簡単に話せるようになるでしょう。
では時制がない場合、どのようにして未来形や過去形、現在形がわかるのでしょうか?
それは主語プラス動詞に加え、「明日」「今」「昨日」「一昨日」といった「いつ」かわかる言葉を入れることで、自然と文章自体が過去形や現在形、未来形へと変化するのです。
例えば、さきほどの「私はご飯を食べます」を意味する「Saya makan nasi. 」を過去形にしたい場合、この「Saya makan nasi. 」に「昨日」という意味の「kemarin」をつけたして、「Saya makan nasi kemarin.」とすることで、「私は昨日、ご飯を食べました」というように過去形になるのです。
同様に「明日」という意味の「besok」をつけて「Saya makan nasi besok.」とすれば「明日私は食事をします」という未来形の文章になります。
シンプルな文法に少し色付けする助動詞の存在
インドネシア語は非常にシンプルな文法ではありますが、義務や願望、ほぼ確定している未来形などを表現するために「助動詞」もあります。
「~をしなければならない・しなくてはいけない」といった「義務」を表す「harus」、「~したい・やりたい」といった「願望」を表す「ingin」、「~の予定です・~するつもりです」といった「ほぼ確定している未来形」には「akan」、「~することができる」といった英語で言うところの「can」に相当する助動詞は「bisa」を使います。
例えば「私はご飯を食べたいです」は「Saya ingin makan nasi. 」となるのです。
ちなみに、疑問文の場合は文末のイントネーションを上げて発音すれば疑問形になります。
JAYAランゲージセンターでは、実際に使え、現地で通じるインドネシア語を基準に、レッスンを進めています。
お気軽にご連絡ください。