インドネシアの宗教やマナーについて
インドネシア人のほとんどは何らかの宗教を信仰しています。
無宗教の人が多い日本人にとって、知らないと大変失礼になるマナーもあります。
インドネシアの国民の88%以上の人はイスラム教です。
その他、ヒンドゥー教が2%、キリスト教が8%、仏教が1%となっています。
インドネシアの中でも特に人気の高い旅行先はバリ島です。
バリ島では独自の「バリヒンドゥー教」を、島民の93%が深く信仰しています。
インドネシアやバリ島の人は宗教が生活、文化、習慣の基礎となっています。
そういったことも踏まえ、宗教に関しての軽率な言動は慎み、マナーを守りましょう。
イスラム教とバリヒンドゥー教の違い
イスラム教地域であるジャカルタやジャワなどでは、
宗教上の理由から豚が食卓に上がることは絶対にありません。
それはレストランに入っても同様です。
しかし、バリ島の場合はバリヒンドゥー教のため全く違います。
バリ料理には「バビグリン」という有名な子豚の丸焼き料理があり、
バリ人は祭礼等で喜んで食べています。
逆に、バリ島では牛をあまり食べません。
インドネシアに旅行するときに知っておくべきマナー
インドネシアに旅行するときに知っておくべきタブーやマナーは
生活や文化の中心である宗教に関することがほとんどです。
まず、頭部は体の中でも神聖な場所であると考えられているので、
たとえ可愛い子供だったとしても、むやみに他人の頭をなでてはいけません。
また、足は下体であると考えられているので、
自分の足の裏を他の人に向けたり、他人の足に触れたりするのはタブーです。
また、左手は不浄の手とされているので、握手や物を受け渡すときなどは
必ず右手を使うよう心がけるのもマナーです。
また、温和なインドネシア人は人前で怒るということは
自分の感情をコントロールできない恥ずべき行為だと考えています。
人前で頭ごなしに叱ることは控えましょう。
両手を腰に当てることも、怒りのポーズなのでやめましょう。
バリ島で寺院に入るときは足を出さず、
男性でも腰布などを巻いて入るのがマナーです。