タイに住む方法

若い人でも長期滞在が可能?

タイに行くと、あまりの居心地の良さに、
「タイに住みたい」「もっと長くいたい」と思う人も多いようです。

もしアナタが50歳以上で、就労目的ではない場合は、
ロングステイビザ(1年の滞在)が取得できます。
しかし、50歳未満の場合は、このビザは取得できません。
企業から派遣された駐在員になれるならまだしも、
個人的に若い人がタイに住むことはできるのでしょうか?
答えからいうと、「できます!」
ただし、さまざまなことをクリアしなければなりませんが…。

ロングステイを可能にするには

タイに住むには、まずビザの問題からクリアしなければなりません。
ノービザの場合、滞在できるのは30日間。延長すると+30日で計60日です。
それ以上いたいという場合は、ツーリストビザを取得する必要があります。
これは、シングル(最大90日)、ダブル(最大180日)、トリプル(最大270日)
というエントリー方法があり、延長手続きやタイ国外への出国を繰り返すことで、
それぞれ、最大で90日、180日、270日といった期間の滞在が可能になります。
しかし、年々では観光ビザを利用したタイでの長期滞在が難しくなってきているので、可能な場合は他のビザを使用した滞在方法を模索してみましょう。

タイで働く場合のビザ

またタイで働く場合は、労働許可書(ワークパミット)を取得する必要があります。
これは、アメリカのグリーンカードとは違い、
個人が取得してタイ国で自由に仕事ができるものではありません。
特定の会社の特定の職務について特定の期間の許可を得るもので、
会社を変わったり、役職が変更になった場合はその都度手続きが必要になります。
つまり、まずタイで仕事を決めないと、ワークパミットは取得できないのです。
ワークパミットを取得するためには、まずノンイミグラントビザを取得します。シングルとマルチダブルという選択肢があり、
シングルは入国回数が1回で、ビザの有効期限は3ケ月、滞在日数は1回90日。
マルチダブルは入国回数に制限がなく、ピザの有効期限は1年、滞在日数は1回90日です。
ノンイミグラントビザを使ってタイへ入国をしたら、所属先の職場より書類をもらい、タイ国内にある入国管理局でワークパミットビザの申請を行います。
書類さえ揃っていれば申請は難しくありません。

1番の問題は働き口と生活費

ピザを取得することで長期滞在が可能でも1番の問題は生活費です。
タイの物価は、日本の約3~4分の一程度です。
タイ人の初任給は1万5千バーツ~2万バーツ(5万円~7万円程度)ですが、外国人の方がタイ人よりも生活費がかかるため、
日本人がタイで生活する場合は、いくら物価が安いといっても、日本円で10万円程度は稼がないと、
タイでも普通の暮らしづらいかもしれません。

そのため、それなりのきちんとした働き口をみつけないと、苦しい生活になってしまいます。
バンコクであれば、日本人の働き口はけっこうあります。
見つけ方は、ネットなどで日系の人材会社に登録するか、
フリーペーパーなどで探すことになります。
ただし、人材会社の場合はエンジニアなどの技術職か営業などが多く、
その業界の経験者でなおかつ英語やタイ語が要求されます。
タイに住みたいと思うなら、まずは、しっかり語学を身につけ、
タイでの暮らしの経済的計画もきちんと立てておくことが大事です。

留学ビザとボランティアビザ

仕事をせずにタイに長期滞在したい場合は、
留学ビザ又は、ボランティアビザを取得して
タイに長期滞在することも可能です。

留学ビザはその名の通り、留学生の為のビザなので、
現地のタイ語学校や大学に所属をすれば、
ビザを取得することが出来ます。
ただ、長期学習者向けのビザとなるため、
学費なども最低半年分は必要となってきます。
学生ビザは延長も出来るため、時間とお金に余裕があれば、
留学生活を続けながらタイに滞在することが可能です。

ボランティアビザを取得する場合は、
現地のボランティア団体や慈善団体に所属し、
そこでボランティア活動を行う必要があります。
ボランティアビザで滞在できる期間は半年となります。

ボランティアをしながらタイで充実した生活を送りたい方は。
是非ボランティアビザを取得してみてはいかがでしょうか。

どのビザを利用してタイに滞在するとしても、
長期滞在にタイ語は不可欠です。
タイでの長期滞在を計画している方は、
タイへ行く前にタイ語の学習をして、
日常会話程度は出来るようになっておくと便利です。